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外壁 コーキングの寿命

個体差や職人さんの施工精度によって違いますが、外壁コーキングの寿命の目安は10年です。コレは、一般的に漏水保証として10年保証が義務付けられているからです。

つまり、10年以内に発現したコーキングの不具合に対してはすぐに施工業者に連絡してくださいね。保証期間が過ぎたら「寿命です」と言われて有償補修になってしまいます。

10年は品質を保たなければいけないので、実際の限界としては15年ぐらい保ったりします。10年たってもみなさんコーキングの打ち替えを行わないのは、実害が出ていないからでしょうね。

しかし、寿命を過ぎて放置していると、目に見えないところで漏水していて大きな被害を被ることがあります。特に木造住宅は要注意。知らない内に壁内に水が溜まり、木が腐ってボロボロ。シロアリの巣となっている恐れがあります。

羽アリを見かけることが増えたら、一度外壁と屋根の点検をすることをオススメします。

外壁 コーキング やりかえ時期

厳密には打ち替えに適した季節があるのでしょうが、特に気を使う必要はないでしょう。強いて言えば年末年始を避ける。職人不足で相場価格が他の月より上がっていることが多いです。

工事的にも3月末入居の新築住宅の場合、年末年始頃が外壁コーキングの施工時期。外回りの雨仕舞をキッチリ終えて年末年始の現場休業に備える。というのが定石ですね。

外壁のコーキングのやりかえ時期として季節は問いませんが、コーキング単体で工事するのはあまりにもったいない。同じ時期に寿命をむかえる外壁塗装と合わせて打ち替えを行うべきでしょう。工事をするための足場に何度もお金をかけるなんて無駄ですよね。

外回りの補修工事は1社にまとめてお願いするのがベスト。業者を分けていると工事後に雨漏れなどがあった場合にどの業者が原因か、突き止められなければ、業者さんに逃げられてしまいます。


私なら、外壁塗装、外壁コーキング、屋根補修の3点セットにします。外壁塗料は高寿命商品が出ていてコーキングの寿命と微妙にずれている場合があります。例えばフッ素樹脂系の塗材や焼付塗装のサイディングなど、塗料そのものは20年ぐらい保ちます。そういったときはコーキングのみを打ち替えとかもアリですよ。

外壁コーキングの重要性

外壁コーキングは材料と材料の隙間を埋めていてるジョイント材です。コーキングはその隙間から雨水などの侵入を防ぐ役割を担っています。こうやって書く対して重要でないと勘違いされてしまいそうですが、コーキングは外壁にとってとても重要な材料・部材です。

外壁そのものはもちろん丈夫な材料で作られていることでしょう。しかし、これらは必ずどこかで継ぎ目があります。

製造工程上の制作限界サイズであったり、工場から現場に運ぶ車載上の限界サイズであったり。外壁の材料には大きさに限界があるんですね。ドロドロのセメントを現場で固めるコンクリートでさえ継ぎ目があります。セメントの納入限界であったり、職人さんの人数の問題、セメントを流し込む隙間を作るための限界であったりで打継と呼ばれるジョイントが必要なんです。

実は漏水箇所の殆どが、このジョイントからと考えられます。厳密にいうと、コーキング剤はこの材料と材料の隙間を埋めているのではなく、双方の材料と密着しているシールのようなもの。シーリングと呼ばれることもあります。

ジョイント部分をシールしているコーキング材はかなり過酷な状況に耐えているです。

  • 熱膨張により双方の材料が伸びてきて押し潰される。
  • 逆に、昼間に暖められて膨張した材料が夜に冷えて引っ張られる。
  • 地震などで揺れた場合、材料が斜めにずれてねじれる。

など。それでも外壁材料との接着を維持しつつ変形に追従して水の侵入を防いでいるんですよ。

この重要なコーキング。もともとは接着する外壁材料との相性で種類を選び、外壁の予測変形量から幅や接着面の大きさを算定して決められています。素人がDIYで補修するのは一時しのぎにはなりますが、長期的な対策ができると考えるのは早計ですよ。やり替えはちゃんとプロに依頼してくださいね。

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